昨年に初めてのロングツーリングで横浜から青森まで730kmほどを走り、成功裏に終わったものの色々な改善点があった。 それから一年ほど経ち、今回は横浜から松山までの840kmを走ったので備忘録を残しておく。
変更点
青森まではGW期間に行ったが、その中で大きく2つ課題点があった。
- バイクのパワー不足。当時は400Xに乗っておりロングツーリング自体は問題ないが道中の高速巡航は気を使うことが多かった。特に山間部となるとアップダウンが激しく、その中で同じ速度をキープして走るにはそれなりに気を使う。また、400ccのパワーだと場所によっては後続とどうしても距離が詰まってしまったり追い越すために思い切ってアクセルを開けるなどする必要があり、長時間の走行 ( 横浜-青森間は12hほど )では地味にストレスだった。
- 防寒対策不足。2025年5月の横浜は最高気温が20度近くあり北に向かうとはいえそんなに寒くないだろうとたかをくくっていたが甘かった。自分のロングツーリングは渋滞を避けるために夜間移動が多いが、夜間の山間部 ( 行きは東北道を走った ) は普通にめちゃくちゃ寒いので道中慌てて予備の上着を着つつカイロを買い求める羽目になった。
これらを踏まえて、今回のロングツーリングは大きくこのあたりを変更した。コンセプトは 冬でも快適ロングツーリング だ。
- バイクをレブル1100Tに乗り換えた。自分のバイクの用途はやっぱりロングツーリングや旅だなと確信したので、思い切って大型二輪免許を取得してバイクごと買い替えた。燃費とタンク容量は400Xに劣るもののリッター越えのパワーや電子装備の充実さ、標準装備のサイドパニアに惹かれて購入した
- 電熱装備を充実させた。以前から電熱グローブは使っていたが加えて RIDEIRON の電熱ベストとニーパッドを導入した。自前の防風・防寒装備に加えて電熱で発熱させることで冬季でもさらに快適に走行することを目指した
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松山まで
今回は横浜から東名・東名阪・名神・新名神・山陽自動車道・瀬戸大橋・松山道を通って松山までトータル 15h ほどの旅程を組んだ。 天候は良く、春一番は来ていたが瀬戸大橋を通行可能な風速で気温も低すぎない状態から出発できた。道中雨に降られることもなかったので申し分ないコンディションで走行できたと思う。 また、帰りは徳島からフェリーに乗船してみた。自走でも問題ないコンディションだったがバイクでフェリーに乗船したことがなかったので経験のためにもトライしてみた。 総じて非常に快適なロングツーリングに仕上げることが出来た。
よかったこと
- 事前の休憩ポイント策定を行ったことが快適さの大きなポイントの一つだった。給油とお手洗いはツーリング中のライダーを襲う大きな問題だが、あらかじめ1h前後で休憩するようにSAをナビに設定しておいたのでこれらの心配をすることなく走行に集中できたのは大きかった。
- バイクの乗り換えが大きく功を奏した。レブル1100Tのパワーなら高速のアップダウンをものともせず追い越し時にもかなりパワーに余裕を持って追い越すことが出来る。また、クルーズコントロールを標準装備しているので道が空いていればアクセルワークに全く意識を割かなくて済むのも集中力維持に役立った。唯一燃費が懸念だったが上記の休憩ポイント設定もあり特に燃料を心配せずに走り抜けることが出来た。
- 電熱装備もやはり導入して正解だった。夜間走行である以上寒さからは逃れられないので暖かさが快適さに直結すると改めて感じた。予備バッテリーや大容量モバイルバッテリーなども併せて導入したのでバッテリー切れをほぼ気にすることなく15hを走り切ることが出来た。レブル1100Tに装備されたグリップヒーターと併用することでグローブのバッテリー持ちも良かったように思う。
- バイクカバーを持参したのが地味によかった。今回は松山についてからは帰るまでホテルが指定した駐輪スペースにバイクを置きっぱなし & 途中で天気が崩れたりしていたがバイクカバーがあるおかげである程度諸々の心配をせずにバイクを置いておくことが出来た。
改善点
- 出発・走行時刻は変更した方が良かった。今回は松山にお昼すぎ着を目標にしたので20時に横浜を出発した。そうすると冷え込みが厳しい3~4時に信楽や草津の山間部を走ることになり、気温が0度を下回る山間部を走るのは電熱装備を最大出力にしても厳しい。また、路面凍結のリスクも高いのでなるべく日の出がある時間に通行したい。これを考えると到着時刻や渋滞リスクを踏まえても0時発くらいがちょうど良かったかもしれない。これは青森に行くときも同様なので以降は考慮する。
- フェリーは使わなくても良かったかな、と後になって思う。船酔いもなく快適な1日を過ごせたがかなり退屈なので、フェリー前提で暇潰しや povo の衛星回線を契約しておくなど準備が必要。とはいえ今回は天候が良かったからこんな感想になるので、道中の天気や体調・バイクのコンディションが心配であれば迷わず選択してよさそう。今後もし北海道に行くことがあればフェリー前提になってくるので、そういう意味でも船+バイクを体験できたのは良かったと思う。
- 充電タップを持参しておく。時節柄電熱装備をふんだんに使うのでバッテリーの充電が死活問題となる。ホテルのコンセントや泊数によっては充電が全て完了しないこともあり得るので、必要な数のコンセントを提供できるタップは持参しておく方がよさそう。
- 観光用シューズは持参しておく。デイトナのライディングシューズはシフトペダル操作や防寒観点で優れたアイテムだが歩きには正直向いていない。自分の場合は右足の外くるぶしが靴擦れになってしまうのでホテルに着いたら履き替える用の靴を持参しておく方が良い。とはいえかさばるので他の荷物次第では妥協できるポイントだと思う。
まとめ
いくつか細かな改善点はあるが、概ね自分のロングツーリングのスタイルが確立できた旅になったと思う。特にバイクの買い替えが想像よりも功を奏し、15hの長丁場を終えた後も元気に過ごすことができた。インカムのバッテリー持ちを考えると最大18h、距離にして1,000kmほどが現状の片道の限界ラインかなと思うがひとまず十分な距離だと考える。夏場のロングツーリングはこれをベースに走行時間帯や装備の入れ替えでほとんど同じ要領で走れるはず、と思うと出来ることがグッと広がった感覚がある。 できれば毎月、と言いたいところだが機会を見てこれからも積極的に安全運転で出かけたい。